ブカレストへ
ブカレストへ行こうと計画した1994年は初志貫徹できず、1998年になってからその機会が訪れた。
1994年、東京でブルガリアとルーマニアのビザを取得し、ウィーンから内戦中のユーゴスラビアを経由して鉄道でソフィアへ移動した。そして、さらに鉄道でブカレスト、ブダペストというルートでウィーンへと戻る予定であったが、なんとなく・・・疲れと情報不足からか、ブカレストをパスし、ソフィアからブダペストへ飛行機で直行してしまった。
1998年、ブルガリアでの仕事(1996-97年）が終わってしばらくすると運よくブカレストの仕事が回ってきた。1998年9月、ブカレストの地を踏んだ。仕事のベースはブカレストであったが時間の許す限り、といってものほとんど時間が取れなかったが、ルーマニアの地方、主にトランシルバニアを訪ねた。最初にブカレストへ出張したのが1998年9月、年が明けた1999年3月、6月、11月と計4回出張した。その中でも9月と6月はとても爽やかな気候だった。何度か訪れるうちに少しづづルーマニアの情報が蓄積され魅了されていくと1994年にルーマニアをパスしたことを悔やまざるをえないが、結果良しとすべきだろう。
日常の中から、Blvd.Regina Elisabeta界隈
職場がブカレスト市役所だったことから近くのホテルに宿泊した。市役所の前にチシミジウという大きな公園があり、その周辺は歴史的な地区でもありできるだけ足を使ってブカレストを肌で感じようと試みた。写真は、市役所の前の通り「レジナ・エリザベータ通り」、当時、この周辺に宿を構えていたとこと職場である市役所があったのでよく歩いた。(1999年6月）
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| Bldv.Regina Elisabeta | Bldv.Regina Elisabeta | ブカレスト市バスIkarus 415T |
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| Bldv.Regina Elisabeta | Piata Unirii | 貯蓄銀行 |
日常から、初夏のブカレスト
ブカレスト大主教教会（Biserica Patriarhiei）
ウニリ広場南西側のミトロポリエの丘の上にあるルーマニア正教の総本山。3つのドームが特徴的。1655年にワラキア公ラドゥ・レオンの館の中に建てられ、1925年に大主教教会として承認された。教会内には、聖人ディミトリチ・バサラボフのミイラが聖体として祀られている。（写真左上）
レジーナ・エリザベータ通り （Blvd. Regina Elisabeta）
この通りはアパート（Blvd. Regina ElisabetaとCalea Victorieriの交差点)に住んでいたときに毎日歩いて市役所まで通勤した。10分はかからない距離だが、その途中にはブカレストの日常の光景があった。道行く人々、トロリーバスを待つ人、おしゃれなウインドウ、通りの片隅で商品を並べる人、などなど、毎日同じような繰り返しだったが飽きない僅かな時間だった。
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左上：大主教教会（Biserica Patriarhiei）、右下：レジーナ・エリザベータ通り
左下：街角、右下：ホテル・ブレバード
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